どうも栽培マンです。
ヒトツバコウモリシダの胞子が取れたので、繁殖を狙って撒いてみました。
Pronephrium simplex 'Variegated'(ヒトツバコウモリシダ錦)名前の通り一枚葉で、葉の表面は爬虫類の皮膚の様な質感をしています。

この赤丸で囲っているのが胞子の付いている葉で、たまたまなのか、胞子が付いている葉は普通の葉より小さく、高い位置まで伸びています。
高い位置まで上がっているのは出来るだけ遠くまで胞子を飛ばす為なのでしょうか?

この胞子嚢が付いた葉をハサミで切って、数日乾かします。

すると、この様に胞子がパラパラになり撒きやすくなります。
種子と違い胞子は圧倒的に小さく、数万個はあろうかと思います。

この胞子の一部をバーミキュライトに撒きますが、バーミキュライトには栄養が無いので
ハイポネックスを薄めたものを吹きかけております。
胞子は受粉してか形成される種子と違い、発芽後まず前葉体が作られ、それから受粉が行われます。
種子:受粉→種子→発芽胞子:胞子→発芽(前葉体)→受粉受粉には水が必要との事なので、発芽して前葉体ができるまではガラス瓶で放置し、前葉体ができたら霧吹きで水を与えたいと思います。