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ハオルチアの葉挿し。10のポイント!

どうも栽培マンです。

葉挿しとは簡単に同じ形質、性質の個体を増産できる栄養繁殖の1つです。




ハオルチアの葉挿しはとても容易なのですが、少しでも成功率が上がる様に、ポイントをまとめてみました。

1、葉を外す時に出来るだけ切口を綺麗に外す。
当たり前の様でこれが1番重要です。



↑の様なカキ仔カッターを使い、葉の付根の端に切込みを入れてから、手で押す様にもぎ取ると上手く外す事が出来ます♪



↑左の写真の様に茎側の肉片が剥げ取れる位に、葉の付根から綺麗に外せたら大成功!

これだけで葉挿しの発根、発芽のスピードが劇的に上がります。

右の写真の様に葉の途中で千切れてしまっても、腐りやすかったり、発根、発芽が遅かったりするだけですので諦めずに挿してみましょう。

2、切り口の消毒をする。
やはり切口は菌が入り安いのでしっかり殺菌剤を塗りましょう!

個人的にはホーマイ水和剤が安くてオススメです。



3、切り口をしっかり乾かす

乾かす期間は葉の厚さや切り口の大きさで変わりますが1週間~3週間位乾かして刺すようにしています。

葉の薄い草系や小苗などは余り長く乾かし過ぎると挿す前にカラカラに乾いて枯れてしまいますので早めに挿さないとですし、レツーサやベイエリなどの葉の分厚い個体は1ヶ月位ほっといても全然問題ないです。

その間、無駄な蒸散を防ぐため。新聞紙などに包んで暗い状態で管理するといいと思います。

また、5、で説明しますが切口は下にして保管する事でオーキシンが切口部分に溜まるので良いそうです。

4、葉挿しの用土は清潔で肥料分の無い物を使う
市販の葉挿し種播き様の土や、バーミュキライトなど清潔で肥料が入って無い物なら何でもいいのです。



因みに自分は植替えの時に出る捨て土を使ってます。
決して清潔では無いと思うのですが、僕は1年以内には必ず植替えをする様にしているので、そこまで用土は崩れておらず、何より毎回結構な量の葉挿しをするのでコスパが最高です。

5、土に挿す時は切口を下に
植物ホルモンのオーキシンは重力に従って上から下へと送られます。切口部分を下に向ける事でオーキシンが切口部分に溜まり発根しやすくなります。

6、ある程度湿度を上げる。
発根を促し、蒸散を抑制するため、湿度を高くする。しかしビニールなどで密閉すると、カビや腐りが出るので水遣りや霧吹きで調整すると良いです。

7、腐った葉は早めに除去


腐った葉はカビや虫の溜り場になるので気づいたら直ぐに外しましょう。

放置しているとせっかく発芽した苗も巻き込んで腐る場合もあります。

8、斑入り狙いならお化けと斑無しは早めにハネる
斑入り苗の葉挿しで、お化けや斑無しが出た場合は斑入り苗だけ残して早めに摘み取った方が栄養の無駄遣いにならないので良いです。

元葉が元気なら再び出る苗に斑が入る事もあります。

9、成長したら液肥をあげよう。
葉挿しに使ってる用土は無肥料の状態ですので、仔苗が出揃ってある程度のサイズになったらハイポネックスやリキダスなんかを薄めてやると成長が加速します。





10、枝変わりを見落とすな!
↑ツタンカーメンの葉挿しから出た斑入り

葉挿しをしているとたまに斑入りや、ダルマ葉など枝変わり苗が現れます!

ある程度のサイズになれば変化に気づくのですが、小苗のうちは気付かず譲ってしまったり、売ってしまったりする事があります^^;

少しでも怪しいなと思ったら手放さず成長を見守った方が無難です。

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